橋本さん 私は利用者様がプールリハを利用されて身体が動くのはもちろんですが、その前に「ああ今日一日楽しかったな」と感じていただくお手伝いを私たちがする事をまず考えています。ですので「このレベルまでできなくてはいけない」とか「できないと恥ずかしい」とか、「後から入ってきた人とまだ同じだ」とか考えてしまいがちな高齢者の方がいらっしゃいますが、「そうじゃないですよ」とプライドを傷つけずに楽しんでいただけるよう常に注意しています。
リハビリとなるとどうしても利用者様がトレーナーの意向に染まってしまう場合があるのですが、そうすると足が動く、手が動くと真剣に行えば行うほど結果は伴うのですが、やはり私はそこに「楽しさ」や「笑顔」がないとどうしても「ああキツいな」という感情になってしまうと思います。
これは水野先生から教えていただいた「笑顔にはNK(ナチュラルキラー)細胞を増加させる効果がある」ということが起因しています。どんどん笑って笑顔が溢れれば身体の状態も比例して改善する。そしてその笑顔は人から人へと伝わっていく。実際ここではいつも笑い声で溢れ利用者様の状態もどんどん改善していっているので、水治運動療法で身体能力の改善はもちろんですが根底にはいつも「楽しんでいただく」ということを考えています。それが他の施設とは異なるプールリハの特徴だと思います。
利用者様にとって一日とは非常に大事な時間であると私は考えています。その貴重なお時間をお預かりしている私たちはできる限りのことを全力でお手伝いし、一日を楽しんでいただくそして帰る時には「楽しかったな。また来たいな。」と思っていただけるよう願っています。
軽度の方は特に週に1回しか利用できなくて「もっと利用したい」「次が待ち遠しくて堪らない」といわれます。その声を聞くと私もたまらなく嬉しくなります。
小林さん 私は学校ではスポーツトレーナーの勉強をしていました。いままで水治運動療法に関して知識がなく、こちらに勤めて初めてその技術に出会いました。水野先生からその技術を学び日々利用者様と向かい合い一人一人の事を考えながらトレーニングを行っています。
私が最も印象に残っているのは女性の方なんですが、亡くなったご主人が夢に出てきて「早く杖をなくせよ」と言われたそうです。その方は当初杖を持って歩かれていたので一番下のコースからトレーニングを始めたのですが、夢に出てきたご主人の言葉をバネに今では杖なしで歩けるようになりました。杖を持たずに歩いている姿を見たとき本当に鳥肌が立つほど感動しました。
私は関節など身体の機能については知識があったのですが、それでもやはり水治運動療法は専門性が高く理解することは難しい技術だと思います。しかし疑問に思ったことはすぐに水野先生にお聞きできる環境にあるので、この環境に感謝しこれから一層自分の技術を高めて行こうと考えています。
私が最も印象に残っているのは女性の方なんですが、亡くなったご主人が夢に出てきて「早く杖をなくせよ」と言われたそうです。その方は当初杖を持って歩かれていたので一番下のコースからトレーニングを始めたのですが、夢に出てきたご主人の言葉をバネに今では杖なしで歩けるようになりました。杖を持たずに歩いている姿を見たとき本当に鳥肌が立つほど感動しました。
私は関節など身体の機能については知識があったのですが、それでもやはり水治運動療法は専門性が高く理解することは難しい技術だと思います。しかし疑問に思ったことはすぐに水野先生にお聞きできる環境にあるので、この環境に感謝しこれから一層自分の技術を高めて行こうと考えています。